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ダイエットが摂食障害の引き金になる?

極端な偏ったダイエットは摂食障害に繋がりやすい

何気に始めたダイエットでも、体重が減り続ける嬉しさや、その快楽にはまってしまうと、それが止められずに極端な食事制限やハードな運動などの「自分にムチを打ち続ける行動にエスカレート」していく可能性があります。

そなると、こころとカラダは空腹状態を超えた、飢餓状態となり、そのことから脳は「生きる!」ために「食べて~!」と指令を出しやすくなります。

一時は、痩せても過食に繋がりやすいダイエット

では、その後、過食傾向に陥りやすいダイエット法とは

極端なカロリー制限をする

最初はただ痩せたくて、深く考えずにダイエットを始めだして、その後、体重が減り出した喜びと、周囲から「痩せたね!」などの称賛を浴びてしまうと、さらに、制限ダイエットに陥りやすくなります。

そうして極端に食事を制限し続けてしまった結果、カラダが飢餓状態にも耐え切れなくなり、強い食欲が発生してしまう、こころとカラダのメカニズムがあるので、一度、食事を始めると止められず、短時間で極端な量の食べ物を食べてしまう暴飲常食状態になり、その後は強い「自己嫌悪」に陥り、また繰り返していていき、どんどんと過食衝動が強くなっていってしまいます。

常にカロリーを気にする

頭の中は常にカロリーのことでいっぱいで、カロリーを摂らなければ、脂肪を落とせる!と思い込んでしまう方が大変に多くいらっしゃいますが、実は、極端なカロリー制限は逆に脂肪を作りやすくしてしまいます。

それは「脂肪」はカラダに貯蔵できるからです。カラダに極端にカロリーが、このまま入らない時に備えて、脳はカラダに脂肪を蓄えさせるように指令をしてしまうからです。

これは、我慢している苦労が水の泡!どころか「過食衝動」がくっついてしまう、とても切ないことでもあります。

過度な運動を続けていく

過度な運動はカラダ(内臓)に強い負担をかけます。スポーツ選手などで、日頃から鍛えている方は、それに合わせたカロリーを多めに摂取しています。でも、ダイエットをされる方は、運動に合わせてカロリーも制限をしていることが多く、これはすなわち栄養も不足している状態なので、カラダはストレスがかかり続けている状態になります。

ストレスで思考が覆われると、こころとカラダのメカニズムは、それを緩和しようと「脳」からの指令で「食べる」が促されて、それが過食傾向にあんることがあります。

体重が短期間で減り、それが続く

単純に体重が目に見えて減るのが楽しくてダイエットを続けた結果、そのストレスを制御できずに過食になってしまう方がいます。

最初は「綺麗になりたい!」とダイエットを始めたのに、気づけば目的が体重を減らすことだけに変わっていることも。

痩せることが「正義」みたいな思考に脳が支配されてしまい、周りの心配や注意に耳を貸さなくなっていってしまいます。

ダイエットが摂食障害に繋がりやすい要因3つ

ダイエットが行き過ぎて摂食障害を発症するケースでは、主に次の3つの要因が考えられます。

社会的背景

社会的要因には、「痩せている=きれい」「痩せている=モテる」などといった、痩せていることをよしとする社会的な風潮があります。

ダイエットに関する本や情報も多く飛び交い、女性にとってダイエットは大きな関心事になっています。そんな社会的風潮が、過剰にダイエット熱を加熱させ、摂食障害につなげてしまうことがあるのです。

また、女性が男性と同じように社会進出し働くようになった一方で、依然として家事や育児は女性がするものという風潮が強い現代。女性にかかるストレスもますます増え、摂食障害の引き金となっていることもあるでしょう。

心理的背景

摂食障害になりやすい人、性格というものがあるのは残念ながら事実です。完璧主義な方、自分に自信が持てない方は、ダイエットにのめり込みやすいもの。

「痩せるぞ!」と意気込んでダイエットに取り組み、その結果行き過ぎてしまうこともあるのです。

生物学的背景

やけ食い、過剰な食事コントロールは、空腹や満腹を感じさせる脳の部位に異常を引き起こします。

結果的に、いくら食べても満腹感が感じられなかったり、全く食事をしなくてもお腹が減らなかったりします。

過食衝動があるままのダイエットはさらに辛さを呼ぶ

摂食障害の中でも過食症の人は、「まだまだ太っているからダイエットしないと!」「太ることが怖い!」という悩みを抱えている人が多いでしょう。

過食傾向の特徴とは、「痩せないと!」「太りたくない!」、そう思って無理な食事制限を行い、その反動で、結果的にその後に暴飲暴食をしてしまい、そのむちゃ食いをしてしまってから罪悪感に思考が覆われてしまい、今度は太る怖さや不安から「食べたもの吐けば太らない!」と思い込んでしまし負のループに陥ってしまうこともあります。

でも、過食傾向のループから中々、抜け出せず、体重と食べ物に思考(脳)が支配されてしまし、心身ともに疲れ切ってしまいます。

ダイエットの目標を達成しないといけない!それが叶わないと「自己否定」に繋がる。

これは、かなり辛い心身の状態になります。

本当のダイエットを成功させるためには、その原因の摂食障害の症状を緩和していくことが優先になります。摂食障害の症状が和らいでいけば、心に余裕もできてきて、窮屈になっていた「こころ」も軽くなっていき自分のこころとカラダに向き合うこともできてきて、改善・克服に向かっていきます。

無理のない食事管理や健康的に体重を減らしていくことも可能になります。

過食嘔吐につながった場合は専門的なサポートも視野に

過食嘔吐を繰り返してしまうと、「ダイエットを成功させたいけど、食べるのが怖い・太りたくない」という恐怖心が出てきてしまいます。

しかし、ダイエットを成功させるには、栄養が味方にできていくような食生活やライフスタイルが目標になります。まずは食生活をみなおす=できるところから始める!からスタートしましょう。

自分は摂食障害かな?と悩まれている方は、専門的なサポートを受けることも視野に入れて欲しいと思います。

それは、ひとりでは自己コントロールが「自己流」になってしまい、状況をさらに悪化させてしまう危険性があるからです。

どうか、一人で悩まずにと思います。

まずは過食衝動を軽減することから

過食傾向の方がダイエットを成功させたいなら、まずは、その過食を和らげていくことからと思います。いきなり「ストイック」に食べないようにすることは「反動」の繰り返しになりがち。

ですので通常の食事量で満足することができていくように、まずはリラックスを意識されて、不安を安心感に繋げていけるようにストレスフリーを心がけましょう。

過食スイッチは、この「ストレス」や「不安」が引き金なことがほとんどだからです。

過度な制限ではなく、軽い空腹なら我慢してみようかな?こんな感じからと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ダイエットと摂食障害は、ダイエットの方向性や方法を誤ると「隣り合わせ」ということが、ご理解いただけたのではないでしょうか?

拒食にも過食にも、そして過食嘔吐、そしてダイエット→拒食→過食……と

「魔の永久運動」に陥ってしまう場合もあります。

どうか「私は大丈夫!」と軽視されずに、日々の食生活とライフスタイルを楽しまれていきながら「食」を感じていって欲しいと思います。

食べ物の栄養はカロリーに支配される「敵」ではなく栄養を「味方」にしていくものなのだと思います。

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