あなたのしてきた(している)ダイエットはその後、辛さに繋がっていませんか?
リバウンドや反動のないダイエットが本来は健全なダイエットなので「辛さ」には繋がっていきません。
ですから辛さに繋がる要因を避けたダイエットこそ、体質改善もできる、ブレない健康的なダイエットになります。こころとカラダのメカニズムは「極端」「○○過ぎ」「アップダウン」この3つの要因が目立つ食生活ではリズムが乱れやすく、こころの思考とカラダの代謝が不安定になります。そうなるとリバウンドや反動にも繋がり、頑張ってダイエットをしても、そんな自分を責めてしまい「健全な状態」ではなく「辛い状態」になります。
これでは、何のためにダイエットをしてきたのすら、わからなくなってしまいます。
では、その理由になる3つを具体的に説明していきます。
目次
①極端に糖質を制限する
私たち人間のエネルギー源は、ずばり「糖質(グルコース(ブドウ糖)」になります。車に例えるとガソリン。考えてみてください。ガソリンのない車は、そもそも走りません。
世の中で「糖質は太る!」という風潮がありますが、それは「糖質の摂り過ぎを続けていたら太る!」こちらなのだと、こころとカラダのメカニズム的には私は考えています。
車も必要以上にガソリンがいらないように、糖質も必要以上はいらないので、余分に体内に入り続ければ脂肪になりやすくなりますが、必要量はカラダの機能を潤滑にして代謝していきます。
最低でも1食の主食の目安で「ご飯軽く1膳」を食べることは、カラダにとってはとても優しいこと。
だから、ご飯などの穀類が「主食」であって、ちゃんと意味があります。「極端」なことは、何かしらの反動を呼びやすくなってしまいます。
②我慢をし過ぎる
みなさんも経験がないでしょうか?「食べ物を我慢すればするほど、食べたくなる」と。
これは、その我慢し過ぎることにより「脳」に過剰なストレスがかかるのでストレスホルモンの「コルチゾール」が増えていきます。
そうなると「脳」は幸せホルモンのセロトニンを一時でも上げたくなるので、その手助けをする血糖値を上げるために「甘い物」などを食べたくなります。
でも「太るから食べない!」など、そこで、また我慢し過ぎると、さらにストレスホルモンが作り出されてしまい「食べたい欲求」が強くなり、反動を呼び悪循環になります。
このように我慢をし過ぎるとお腹が満たされていても「こころの空腹」ができてしまうのでリバウンドもしやすくなりダイエットも結果的には遠回りになります。
③食べる、食べない、これらを繰り返す
よく「食べ過ぎたから、次の食事は食べない」ということをされる方がいますが、確かに食べ過ぎると内臓に負担がかかるので内臓を休ませることでは一理あります。
ですのでカラダのためでしたら、その問は消化の良いものを食べられるなどは良いことではありますが、「太るのが嫌だから食べない」などは②と同じように「我慢」から成り立つので、その「食べない」あとのお食事に反動がでやすくなります。
そして、そこで食べ過ぎたからと、また次の食事を抜く。これの繰り返しで「魔の永久運動」になり、また空腹時間が長いと、その分、その後に食べる食事は脂肪になりやすい、こころとカラダのメカニズムがあります。
やはり、この「アップダウン」な食生活も辛さや、反動、リバウンドに繋がりやすくなります。
そもそもダイエットとは
「ダイエット=痩せる」というイメージが強いのですが、本来はダイエットとは「心身にとっての健全な適正体重になること」です。
ただ体重が減れば良いという考えのダイエットは、痩せれば一時的には満足するかもですが、「健全」を維持するためには「基本」は、やはり大事です。
算数でも足し算から引き算など順に学びますよね。いきなり応用問題にはいかないように、お食事も基本的なことからが大切になります。
決して難しくなく、でも心身の「軸」になっていきます。私たちは口から食べる食べ物(栄養)でできています。この後に、手軽にできる食生活・体質改善もふまえた正しいダイエットのお話しをしてまいります。
正しいダイエットとは
「同じもの(種類)ばかりに偏らないように」食べる
よく「バランスの良い食事を」と言われますが、こう考えると、どうしても難しく面倒に感じてしまう方も多いようです。「同じものばかり食べない」ここを意識するだけで必然的に栄養のバランスは整っていきます。
ライフスタイルは人それぞれなので、必ずしも1食でなくても1日の中で「偏らないように」を意識されるくらいからなら、慣れていかれれば自然にできてきます。
例えば
1.主食は「ご飯・パン・麺類など」(主に①炭水化物)
2.主菜は「肉・魚・卵など」(主に②たんぱく質③脂質)
3.副菜は「野菜・豆類など(主に④ビタミン⑤ミネラル)
4.その他では「乳製品・果物・嗜好品」(上記の①~⑤の5大栄養素がそれぞれに含まれる)
これらの1~4を同じ番号のものばかりにならないように1食ないし1日の中で偏らないように食べるだけで栄養のバランス(5大栄養素の①炭水化物②たんぱく質③脂質④ビタミン⑤ミネラル)は自然に摂れていきます。
「感謝して、できるだけゆっくり大切に」食べる
食べ物を大切にすることは自分を大切にすることでもあります。
自分を大切にできてくると食べ物の栄養は私たちのこころとカラダの味方になっていってくれます。
感謝して食べることはこころを満たしてくれて「こころの栄養」に。
そして、ゆっくり食べることは食べたものが体内で吸収・分解・消化・代謝するまでの負担をやわらげてくれます。
なにより早食(食事を20分以内)では脳の満腹中枢が感じる前に食べ終わってしまうので、その間に必要以上の量を食べ過ぎてしまいやすくなります。
昔のアニメの「一休さん」のセリフで「あわてない。あわてない。一休み。一休み。」というのがありますが、あわてると、こころが窮屈になり満たされる時間が作れなくもなります。
こころとカラダは密接につながっているので、ここをスムーズにすることは必要以上に食事を食べるおとが軽減できて、ほどよいところで満たされて「ごちそうさま」も気持ちよくできていきます。