ダイエットや栄養に振り回され、心も体も疲れ果ててしまった経験を持つ人は少なくありませんね。
私自身も十五年余り摂食障害に苦しみ、食べ物を「敵」と感じていた時期がありました。
食べ物を制限し、カロリーばかりを気にして、心も体も消耗していく毎日。
そんな中で「健康的に綺麗でいたい」という気持ちだけは消えず、どうにかして栄養と向き合う方法を探し続けました。
やがて気づいたのは、栄養は単なる数字ではなく、こころとカラダを支える大切な味方だということ。
食べ物を敵視するのではなく、味方として受け入れることで、健康的に体型を維持し、心も安定していくのです。
本記事では、摂食障害を克服した私の体験を通して、栄養とダイエットの本当の関係、そして食べ物を味方にするための第一歩をお伝えします。
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今回は、▶こころとカラダの栄養ダイエットでカウンセリング栄養コーチをしている管理栄養士の筆者が「栄養とダイエット|摂食障害克服から学んだ食べ物との向き合い方」をお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
※こちらのブログは全7回のシリーズでお伝えしていきます。今回は【1回目】の記事です。
▶2回目の記事は🔗「心と体を整えるダイエットの本質|摂食障害から気づいた私の体験(7-2)」
▶3回目の記事は🔗「48kgをキープできた理由|心身を整える食べ方の工夫(7-3)」
目次
摂食障害を経験した私が伝えたいこと
私は15歳から29歳頃まで、15年余りにわたり摂食障害を経験しました。
きっかけは突然の体重増加と周囲の視線でした。安易に始めたダイエットは、次第に依存へと変わり、食べ物や体重に囚われる生活が続きました。

心も体も疲れ果て、自由を失った日々でしたが、心の奥には「健康的に綺麗でいたい」という願いが残っていました。
その気持ちがあったからこそ、栄養を敵ではなく味方にできる方法を探し続けられたのです。
20kgほど健康的に痩せ、20年以上無理なく維持できている今だからこそ、食べ物と栄養がこころとカラダを支えることを伝えたいと思います。

15年余りのダイエット依存・摂食障害の体験
10代から20代後半まで、私は長い間ダイエット依存と摂食障害に苦しみました。
きっかけは思春期に体重が増えたことへの焦りでした。周囲の視線や「痩せなければ」という強い思い込みから、深く考えずに安易にダイエットを始めてしまいました。
最初は少し食事を減らす程度でしたが、次第に「食べてはいけないもの」「食べると太るもの」とレッテルを貼るようになり、食べ物や体重に囚われる生活へと変わっていきました。
栄養を数字としてしか見られず、食べることが不安や罪悪感につながり、心も体も疲れ果てていきました。
常に「もっと痩せなければ」と思い続け、自由を失った日々は、まるで自分自身を追い詰める牢獄のようでした。
ダイエットは本来、健康のために行うものなのに、私にとっては心身を消耗させる原因となってしまったのです。
振り返れば、栄養を敵視し、食べ物を制限することばかり考えていたからこそ、心も体も弱っていったのだと思います。
この体験を通して、栄養は敵ではなく味方であることを学び直す必要があると強く感じました。
健康的に綺麗でいたい」という気持ちが残っていたこと
どんなに苦しい状況でも、心の奥には「健康的に綺麗でいたい」という願いが残っていました。
摂食障害に苦しんでいた頃、食べ物を敵視し、栄養をカロリーの数字としてしか見られず、ダイエットに振り回される毎日を過ごしていました。
それでも「ただ痩せたい」だけではなく「健康的に美しくありたい」という思いが消えることはありませんでした。
その気持ちがあったからこそ、食べ物を敵ではなく味方にできる方法を探し続けられたのだと思います。
振り返れば、この願いが私を支える原動力になっていました。栄養は体を整えるだけでなく、心を安定させる力を持っています。
ダイエットを繰り返す中で、栄養を正しく理解することが「綺麗でいたい」という願いを叶える唯一の道だと気づいたのです。
健康的に綺麗でいるためには、食べ物を制限するのではなく、栄養を味方にして心と体を整えることが大切です。
この気持ちが残っていたからこそ、私は摂食障害を克服し、今も安心して食べ物と向き合えるようになりました。
栄養は「カロリー」ではなく「こころとカラダの味方」になれること
摂食障害に苦しんでいた頃、私は栄養を「カロリー」という数字でしか見られませんでした。
食べ物を食べるたびに「これは太る」「これは食べてはいけない」と判断し、安心して食べることができなかったのです。
しかし本来、栄養はカロリーの数値ではなく、こころとカラダを支える大切な味方です。栄養素は体を動かすエネルギーになるだけでなく、心を落ち着かせたり、ストレスに耐える力を与えたりします。
ダイエットに振り回されていた頃は、この本質を見失っていました。けれども「栄養は敵ではなく味方だ」と理解できたとき、食べ物との関係は大きく変わりました。
例えば、炭水化物は「太る」と思われがちですが、脳や筋肉を動かすために欠かせない栄養源です。タンパク質は筋肉や肌を作り、心の安定にもつながります。
脂質も適量ならホルモンの働きを支える重要な役割を果たします。
こうした栄養の力を知ることで、食べ物を安心して受け入れられるようになり、健康的なダイエットへとつながりました。
栄養は数字ではなく、こころとカラダの味方として寄り添ってくれる存在なのです。
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こころとカラダは食べ物と感情でできている
人は食べ物を口にすることでエネルギーを得て、日々の生活を送っています。栄養は単なる数値ではなく、体を動かす力であり、心を支える基盤でもあります。

摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を「敵」と見なし、カロリーばかりを気にしていました。
しかし本来、食べ物はニュートラルな存在であり、良いも悪いもなく、私たちのこころとカラダを作る大切な要素です。
ダイエットに振り回されているときほど「これは食べてはいけない」と思い込みが強くなり、栄養の本質を見失いがちです。
けれども、食べ物は感情とも深く結びついています。例えば、好きなものを食べると安心感や幸福感が得られ、逆に栄養不足になると不安やストレスが強まります。
つまり、こころとカラダは食べ物と感情でできているのです。現代社会では「バランスの良い食事」という言葉が広く知られていますが、実際には難しく感じる人が多く、続けられないこともあります。
その結果、栄養不足から体調不良や心の不安が生じ、悪循環に陥る人も少なくありません。
だからこそ、栄養を正しく理解し、食べ物を味方にすることが大切です。食べ物を敵視せず、感情と結びつけながら受け入れることで、心も体も健やかに保つことができます。

食べ物がエネルギー源になる仕組み
私たちが毎日口にする食べ物は、単なる「カロリー」ではなく、こころとカラダを動かすための大切なエネルギー源です。
摂取した栄養素は消化・吸収され、体内でエネルギーに変換されます。炭水化物は分解されてブドウ糖となり、脳や筋肉を動かす燃料になります。
タンパク質は筋肉や臓器を作る材料となり、ホルモンや酵素の働きにも欠かせません。
脂質は細胞膜やホルモンの構成要素となり、適量であれば体のバランスを保つために必要です。
こうした栄養素がバランスよく働くことで、私たちは日常生活を送ることができます。
ダイエットに振り回されていた頃の私は、この仕組みを理解できず「食べ物=太るもの」としか考えられませんでした。
しかし、栄養は敵ではなく味方であり、食べ物を正しく受け入れることで心も体も安定します。
食べ物を制限するのではなく、エネルギー源として感謝して取り入れることが、健康的なダイエットにつながるのです。
バランスの良い食事」というスローガンが一人歩きしてしまう現状
「バランスの良い食事」という言葉は、健康やダイエットに関心のある人なら誰もが耳にしたことがあるスローガンです。
学校や病院、メディアでも繰り返し使われ、正しい食生活の象徴のように扱われています。しかし現実には、この言葉が一人歩きしてしまい、具体的にどうすれば良いのか分からずに悩む人が多いのです。
私自身も摂食障害に苦しんでいた頃、「バランスの良い食事」を意識しようとしながらも、栄養をカロリーの数字でしか見られず、結局は食べ物を制限する方向に偏っていました。
バランスとは「すべてを少しずつ取り入れること」ではなく、心と体に必要な栄養を整えることです。
けれども情報が多すぎる現代では、糖質制限や脂質制限など極端な方法が「正しい」と思われがちで、かえって不安やストレスを増やしてしまいます。
ダイエットを成功させるためには、スローガンに振り回されるのではなく、自分の体に必要な栄養を理解し、安心して食べられる習慣を作ることが大切です。
「バランスの良い食事」という言葉を形だけで終わらせず、実際の生活に落とし込むことが、心と体を守る第一歩になるのです。
栄養不足が体調不良や不安・ストレスにつながること
栄養が不足すると、体調不良だけでなく心の不安やストレスにも直結します。摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を制限しすぎて栄養が足りず、常に疲労感や集中力の低下に悩まされていました。
体はエネルギーを必要としているのに十分に栄養を受け取れないと、免疫力が落ち、風邪をひきやすくなったり、肌荒れや抜け毛などの不調が現れます。
そして心の面でも、栄養不足は不安感やイライラを強め、ストレスに耐える力を奪ってしまいます。
ダイエットに振り回されていた頃は「食べなければ痩せられる」と思い込んでいましたが、実際には栄養不足が心身を弱らせ、逆に健康的なダイエットから遠ざかっていたのです。
栄養はカロリーの数字ではなく、こころとカラダを守るための大切な味方です。
必要な栄養をきちんと摂ることで、体調が安定し、心も落ち着いていきます。食べ物を敵視せず、栄養を味方にすることが、不安やストレスを減らし、健やかな生活へとつながるのです。
▶こちらも参考になります🔗「栄養を味方にしてストレスを和らげる!そして健康的な幸せ体質に!」
食べ物を味方にするための第一歩
摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を「敵」と見なし、栄養をカロリーの数字でしか捉えられませんでした。
ダイエットに振り回される中で「これは太る」「これは悪い」と決めつけ、食べ物を安心して受け入れることができなかったのです。

しかし本来、食べ物はニュートラルな存在であり、私たちのこころとカラダを支える大切な味方です。食べ物を味方にするための第一歩は、レッテルを外し、粗末にせず、情報に振り回されないことです。
例えば「パンは太る」と思い込むのではなく、「パンはエネルギー源であり、食べ方次第で心も体も満たしてくれる」と考えることができます。
食べ物を大切に扱うことは、自分自身を大切にすることにつながり、感謝して食べることで心も安定します。
また、栄養は難しく見えても本質はシンプルであり、極端な情報に振り回されず、自分に合った食べ方を見つけることが安心感につながります。
ダイエットを成功させるためには「制限」ではなく「栄養を味方にする」ことが欠かせません。
食べ物を敵視せず、味方として受け入れることで、心も体も健やかに保ち、長期的に健康的なダイエットを続けることができるのです。
▶ はじめてでも安心して受け取れる、整えるヒントをまとめました

食べ物にレッテルを貼らない
「これは太る」「これは悪い」と決めつけてしまうと、食べ物はすぐに“敵”のような存在になってしまいます。
摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を数字やカロリーだけで判断し、安心して食べることができませんでした。
しかし本来、食べ物は良いも悪いもなく、私たちのこころとカラダを支えるためにあるものです。栄養は単なる数値ではなく、体を動かすエネルギーであり、心を落ち着かせる力でもあります。
ダイエットに振り回されているときほど「これは食べてはいけない」と思い込みが強くなり、食べ物との関係が苦しくなります。
けれどもレッテルを外してみると、食べ物は味方になり、安心して向き合えるようになります。
食べ物を敵視せず、ニュートラルに受け止めることが、栄養を味方にして健康的なダイエットへとつなげる第一歩なのです。
粗末にせず、乱暴に扱わない
食べ物を粗末にしたり、乱暴に扱ったりすると、心の中に「罪悪感」や「不安」が生まれやすくなります。
摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を敵視していたため、食べること自体に恐怖を感じ、時には無理に捨ててしまうこともありました。
しかし、食べ物は本来、私たちのこころとカラダを支える栄養の源です。粗末に扱うことは、自分自身を大切にしないことと同じであり、心の安定を失わせてしまいます。
ダイエットに振り回されていた頃は「食べなければ痩せられる」と思い込み、食べ物を乱暴に扱うことが正しい選択だと信じていました。
けれども、栄養を味方にする視点を持つようになってからは、食べ物を丁寧に扱うことが自分を守る第一歩だと気づいたのです。
例えば、食事をするときに「ありがとう」と心の中で感謝するだけでも、食べ物との関係は変わります。栄養はカロリーではなく、心と体を整える力を持っています。
だからこそ、食べ物を粗末にせず、乱暴に扱わないことが、健康的なダイエットを続けるための大切な習慣になるのです。
栄養は難しくない、情報に振り回されないことが大切
栄養という言葉を聞くと、専門的で難しいものだと感じる人は少なくありません。
私自身も摂食障害に苦しんでいた頃、栄養を「複雑で理解できないもの」と思い込み、結局は数字やカロリーだけに囚われていました。
しかし本来、栄養はシンプルで、私たちのこころとカラダを支える基本的な要素です。炭水化物は脳や筋肉を動かす燃料になり、タンパク質は筋肉や肌を作り、脂質はホルモンや細胞膜を支えます。
これらをバランスよく取り入れることが、健康的なダイエットにつながります。
ところが現代社会では「糖質制限」「脂質制限」など極端な情報があふれ、正しい理解よりも不安を煽るようなメッセージが目立ちます。
情報に振り回されると、食べ物を敵視しやすくなり、栄養不足から心身の不調を招いてしまいます。大切なのは、難しく考えすぎず、自分の体に必要な栄養を安心して取り入れることです。
食べ物を味方にするためには、情報を取捨選択し、自分に合った食べ方を見つけることが欠かせません。栄養は難しいものではなく、こころとカラダを守るシンプルな味方なのです。
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【まとめ】
摂食障害に苦しんでいた頃の私は、食べ物を敵視し、栄養をカロリーの数字でしか見られませんでした。
ダイエットに振り回される毎日は、心も体も消耗させ、自由を奪うものでした。
しかし、長い経験を通して学んだのは「食べ物は敵ではなく味方である」ということです。栄養は単なる数値ではなく、こころとカラダを支える力であり、安心して生きるための基盤です。
食べ物をニュートラルに受け止め、粗末にせず、情報に振り回されないことが、健康的なダイエットを続けるための第一歩になります。
「健康的に綺麗でいたい」という願いは、多くの人が持つ自然な気持ちです。その願いを叶えるためには、極端な制限ではなく、栄養を味方にする視点が欠かせません。
炭水化物は脳や筋肉を動かす燃料となり、タンパク質は筋肉や肌を作り、脂質はホルモンや細胞膜を支えます。これらをバランスよく取り入れることで、体調が安定し、心も落ち着いていきます。
栄養不足は不安やストレスを強めますが、必要な栄養をきちんと摂ることで、安心感が生まれ、日々の生活に余裕が戻ってきます。
食べ物を敵視せず、感謝して受け入れることは、自分自身を大切にすることにつながります。ダイエットを成功させるためには「制限」ではなく「栄養を味方にする」ことが大切です。
摂食障害を克服した私の体験が、同じように悩む人にとって「安心できる食との関わり方」のヒントになれば嬉しいです。
食べ物はこころとカラダを支える大切な存在であり、味方として寄り添ってくれるものなのです。
管理栄養士 平野ふみ
■参考文献
–厚生労働省「栄養・食生活」
–日本栄養士会「栄養と健康」
–平野ふみ著「摂食障害を乗り越え管理栄養士に 自分のことを好きになるダイエット」
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